2005年08月28日

ランド・オブ・ザ・デッドの批評

LAND OF THE DEADを観てきた。楽しめはしたがイマイチ感があったので60点。ちなみに超映画批評では75点だった。

ストーリーは… ゾンビがうごめく世界。生き残った人間たちは、遮断された要塞の街で恐怖と貧しさのなか暮らしている。一方、少数の裕福な上流階級は、街の高台に立つ塔、フィドラーズ・グリーンで不自由のない生活を送っていた。外の世界から食料などの必需品を調達する傭兵、ライリーは、北へ逃亡する資金を貯め、傭兵を退職しようとしていた。その頃塀の外では、歩き回るだけだったゾンビたちが進化し、フィドラーズ・グリーンへ向かっていた…!

過去3作品とは若干毛色が違う作品に観えたが根底のアメリカ批判は変わらない。

ゾンビを人であり彼らは本能のおもくままに行動しているだけ。ただ、人を食べるという行動は生きてる側とすれば生きていく上で脅威であり決して共存できる存在ではない。そのため人はいとも簡単にゾンビを殺戮する。それは、戦争であたかも自分は正義であり相反するものは同じ人類でさえも簡単に排除するということと変わらない。今回はそうした先の戦争批判に加え貧富の格差を招く政策批判が根底にあるようだ。
さて、その辺を踏まえての感想だがDAY OF THE DEADから20年近く経っているもののDAY OF THE DEADのインパクトがいまだに強く、正直モノ足り無さがあった。前回の地下軍事基地での閉塞感や常時緊迫しているあの世界観、そして息をつく暇もない展開が好きでおもしろかった。今回も常時緊迫していて、展開も早く食いついて観れるのだが今一ものたりなかった。だからといってツマラナイわけではない。いつものごとく人の醜さ嫌らしさ等の描写はもちろん、ゾンビの進化によるゾンビの哀愁など描かれており他のゾンビ映画とは一線を引く出来上がりとなっている。やはりゾンビ映画の巨匠であるロメロがつくった映画である。

さて、ここからはネタバレありなので未見の方は注意!
ゾンビの描写については正直ツッコミどころ満載である。人体の腐食がはじまっているはずなのに偉い作りが強い、ところどころ腐食している描写はあるのだがそれにしても普通の人とかわらないようだった。後、1体頭が首の皮だけでつながっているゾンビが出てくるのだが、いくら脳を破壊されていないとは言えちょっと?とも思えるのだが。また、DAY OF THE DEADのゾンビ、バブみなだなと思えるシーンがところどころある、知能をもてばバブ的なシーンがあるのはしかたがないのだろうが、ある意味、前述した物足りなさはここからくるのかもしれない。
最後に全体を通して思えたことはゾンビは難民であり、ラストで彷徨いながら旅立つ様は人そのものに思える。そして人もまた生きるためにそれぞれが思う場所に向かう様はゾンビと変わりがないように思えた。

しかし、ラストシーンは毎度変わらない。そういえばSHAUN OF THE DEADの監督がゾンビでいたな〜。

Posted akei : 2005年08月28日 03:30 | 【cinema

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