2009年09月18日

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦 批評

BALLADついでに…。
評価点はBALLADのエントリーでも書いたので先に…95点。

はじめに言っておくが、あくまでもこの映画はお子様向けに作られている。それが故にお子様に難しい科学的な考証は一切語られない。それでも、大人が楽しめるというのは凄いの一言。そこが評価されてこの作品は傑作とされている部分でもある。

青空侍で始まり青空侍で終わる。当初、青空侍というタイトルだったというのも頷ける。
アニメならではのしんのすけの活躍はクレしんらしさを忘れていない。冒頭の日常シーンやところどこの笑いのツボはまさにクレしんである。天正2年にタイムスリップした理由は描かれていないが、話の流れから違和感なく納得できる。康綱や廉姫、又兵衞等、しんのすけが未来から来たことをあっさり受け入れており先にも書いたが、科学的な考証は一切描かれない。当然、タイムスリップについての理由も描かれていないが、気になることなく物語に集中できるのはしんのすという強烈なキャラが確立されているからだろうと思える。野原家が一丸となって高虎と戦うシーンに出ている。あのシーンはアニメならではでしかできない展開であり、クレしんだから成立する部分ともいえる。しかも、笑い、盛り上がりとしっかりと抑えており、安堵感から一転する又兵衞の最後は衝撃的でありつつも目頭が熱くなる程だった。
また、廉姫との別れ、そして現代に戻ってからの最後の雲のシーンに至っては時代を超えた繋がりがうまく表現されており、ひろし、みさえ、そして廉姫がそれを見上げて涙するところは感動の一言であり、この映画の完成度の高さを実感する。
是非、この作品はクレしんだからと敬遠せずに観てほしい1本である。
でも、クレしんであることは間違いないが…。

※アマゾンではBALLAD効果でDVDがベスト10内に入る快挙となっている。

Posted akei : 2009年09月18日 00:56 | 【cinema

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